兵庫県神崎郡神河町
Road Map :R312を福本地区から県道8号線を西進し、峰山高原への林道に入る。
Route Map:上部調整池の途中にある駐車場から登山道で滝までを往復する。
『日本の滝百選』 前回は沢登りで遡上して、今回は上流側から登山道を下って滝見した。
”黒岩滝”は '07年07月に小田原川の沢登り終盤で滝見しているが、今度は上流側から登山道を下って滝見したいと思い、まとまった雨が降るのを待っていた。
先々日から2日間、まとまった雨が降ってくれて、しかも晴天となってくれたので満を持して出掛けてみた。
黒岩滝
改めて沢登りに凝っていた頃を調べると11年前のことになるのだ。 沢登りは暑い夏には持って来いの遊びだと思っていたが、危険過ぎるので長くは続かなかった。
最近は沢登りとしてではなく、滝を見るために沢登りを余儀なくしていることがある。
今日の滝見は2つだけ
黒岩滝 → 太田滝
黒岩滝 (落差20m)
くろいわたき
往路:下り21分
復路:登り39分(寄り道あり)
往復:1時間09分(滝見時間9分含む)
久々に ”アナグマ君”と出合った。
エサを貰えると思っているのか、近寄っても逃げようとしなかった。
峰山高原への林道から砥峰高原への林道に入ると、途中に黒岩の滝、仏岩の道標が出て来て、広い駐車場もあった。 9時19分に駐車場を出発する。
水路沿いの道から道標に従って登山道に入って行く。
水路沿いに進むと ”仏岩”に行くらしいが、今回は行く気無し。
小田原川から調整池を介して太田池まで水を引いている水路沿いを下って行く。
カシミールの地図で水路の標高差を調べてみると太田池の方が30m程低かった。
滝への道標は色々出て来るので安心感がある。
スギの落葉が堆積しているが、登山道ははっきりしていた。
ここからは小田原川に向けて大きく下って行く。
2筋の小さい沢を渡渉する。
雨後で少し沢水が流れているが、普段は涸れ沢だと思われる。
枝沢の渡渉となるが、雨後の増水で沢水が半端では無かった。
こんな時の為にスパイク長靴を履いて来たので助かったが、渡渉には神経がすり減った。
この無名滝の上を渡渉して左岸に渡ったが、直ぐに右岸への渡渉を強いられる。
左岸から右岸への渡渉地点からは ”黒岩滝”の姿を見ることが出来た。
増水した枝沢を渡渉する。 登山靴では靴の中に水が入ってしまう水量であった。
”黒岩滝”をひと目見て、小田原川を沢登りで遡上した時の記憶が蘇ってきた。 この時は先輩が勇猛果敢に先行してくれたのだった。
(写真は '07年07月に沢登りした時のものを流用している。)
21分を要して落差20mの分岐瀑である ”黒岩滝”の滝壺に着く。
今日は増水を狙ってきたので滝水は豪快な流れを見せてくれた。
戻り時も同じ道の引き返しなので2回の渡渉を怖々こなす。
11年前の沢登り時に遡上して来た ”黒岩滝”からの下流側を見る。
往路時から気になっていたのであるが、小田原川に無名滝が流れ落ちていたので、沢まで斜面を下ってみる。
スギの植林帯の中の登山道を引き返して行く。
落差は小さいが変化ある無名滝。
沢登り時にはここも通っているはずであるが証拠写真が見付からなかった。
上流側からみれば最初の小さな無名滝。
調整池が何の為にあるのか、水路は何の為に水を流しているのか、基礎知識がまったくない。